シネマスクエアとうきゅうで本日「情痴アヴァンチュール」が封切られた。
<ストーリー>
パリのアパルトマンで恋人のセシル(フロランス・ロワレ=カイユ)と同棲を始めたジュリアン(ニコラ・デュヴォシェル)はある晩、裸足で街を彷徨う女性ガブリエル(リュディヴィーヌ・サニエ)に出くわす。引き寄せられるかのように彼女の跡を追うジュリアン。
やがて彼は向かいのアパルトマンに暮らすガブリエルが夢遊病者であることを知る。そして、ルイ(ブリュノ・トデスキーニ)の愛人であることも。
そんなガブリエルに惹かれていくジュリアンにセシルは別れを切り出すが、それでもジュリアンはガブリエルを放っておくことはできない。精神科で治療を受けさせようとガブリエルをルイから引き離すが、ガブリエルの不安定な心が迎えた結末は悲惨なものだった。
<スタッフ>
監督・脚本:グザヴィエ・ジャノリ
脚本:フジャック・フィエスキ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:ヨリック・ソー
製作:エドワール・ヴァイル
何の不満もない付き合いの長い恋人がいながら、謎めいた美しい女性に惹かれていく男。
自分の恋人の心が他の女性に移っていくことに対して、悲しみに心を乱しながらも毅然と別れを切り出すプライドを保ち続ける女。
美しさゆえに数々の男の心を惹きつけながらも、幸福とは縁遠く、精神はいつも不安定。不安を埋めるために肉体の温もりを求めてしまう女。
妻子も財産も持ちながら、父親が誰かわからない子どもを抱え、肉体的な相性も合わず、精神を冒されたやっかいな女と離れられない男。
男と女の関係は理屈や理想だけでは割り切れない。時として人間は、幸せとは対極にあるものに引き寄せられる自分の気持ちに抗うことができない。そんな愛のもろさを描いたともいえる作品。
主演のリュディヴィーヌ・サニエの美しさを堪能したい方は映画館へGO!
「情痴アヴァンチュール」公式サイト
http://www.jyochi.com/リュディヴィーヌ・サニエ:
1979年生まれ。パスカル・トマ監督の「夫たち、妻たち、恋人たち」(89)で映画デビュー。ベルリン映画祭銀熊賞を受賞したオゾン監督の「8人の女たち」(02)に主演、03年セザール賞有望若手新人賞にノミネート。続くオゾンの「スイミング・プール」(03)でシャーロット・ランプリングとダブル主演を勤め、04年セザール賞助演女優賞にノミネート。同年P.J.ホー丸監督の「ピーター・パン」のティンカー・ベル役でハリウッドデビュー。06年には日本でTBCのCMに出演。ニコラ・デュヴォシェルとの間に05年、女児を出産。