二科展へ行ってきました。
二科展に行くのも初めてだし、会場となった
国立新美術館へ足を踏み入れたのも初めてです。
だから、まさかあんなに膨大な数の絵画、写真、彫刻、ポスターなどが展示されているとは夢にも思わず・・・。一体どこからどんなルートで観ればいいのかちょっと考えてしまうくらい。だって今年の入賞者は絵画部705名、彫刻部76名、デザイン部315名、写真部961名、合計2057名だもんね。美術館の1階から3階までくまなく観るとかなり時間がかかるし、脚も痛くなります。いや〜、久しぶりに歩いた歩いた。何かポイントを絞って観に行くならいざ知らず、全部観ようと思うならスニーカーとかウォーキングシューズを履いていくのがいいと思います。
絵画と彫刻が展示されている1階フロアと彫刻の屋外展示場を全て見終わると、さすがにちょっと休みたくなり1階のカフェ「COQUILLE(コキーユ)」でアイスカフェラテを飲んで一息。窓辺の席に座って風に揺れる木々とその向こうに聳え立つ六本木のビル群を眺めました。たとえこのまま東京で暮らし続けるとしても、いつかはこんな風に窓からたくさんの木が見える場所に住みたいな・・・なんて思いを巡らしながら。
その後、絵画と写真、ポスターなどが展示されている2階と絵画だけが展示されている3階へ。
工藤静香さんや倍位山さんの油絵も見ましたよ。
一応一通りのものは全部観て、すごく感じたのはものを創り出す女性の力はすごいなあということ。入選者に女性が多いというだけではなく、作品から伝わるエネルギーがすごいんです。それは色が派手だとか、構成が斬新だとか、奇をてらっているというものでも、他を威圧するようなパワーでもなくて、人を包み込むような温かさや繊細さに溢れているんです。暗い色使いの作品にも生命力が漲っていたりして・・・。私が惹きつけられた作品とか気になった作品の作り手はほとんどが女性でした。女性には生命を紡ぎ出す(絵画や彫刻など美術作品には魂がこもると思いますから)力が溢れているのかな。
デザイン部門には視覚に障害がある方がポスターアートを手で触って鑑賞できるようにしたコーナーもありました。発砲コピーを使って印刷されているので、線が立体的になっているのです。指先が大変敏感な視覚障害のある方は、これを触っただけで頭の中に絵が浮かび上がるのだと思うとすごく不思議なそして偉大な感じがしました。
いい展示会だったのですが、ちょっとだけ気になることがありました。それはあまりマナーのよろしくない鑑賞者がいたこと。大声でしゃべるのはまだいいとしても(本当は嫌いだけど)、作品をけなしたり、先に見ている人の前に何の挨拶もなく割り込んで平気なことにはちょっとびっくり。撮影不可なのにこっそりカメラを向けている人までいました。ある写真作品の前で「これってただのポートレートじゃね?」と大声で5回も6回も大声でわめいているギャルもいたりして。そんなに何回も言わなくたって1回言えば聞こえてるよ!おまえの声は場所に不似合いなほどデカイんだから。
気軽に芸術に触れるのもいいけど、それぞれの作り手が生命を削って生み出した作品を見に行くんだからそれなりの敬意を払ってもいいんじゃないかな。
ま、それはそれとして、二科展は今月17日まで。
全作品を見たい人は時間に余裕を持って、スニーカーで行くといいですよ。
そうそう、静香ちゃんと倍位山さんの作品は3階にありました。探してみてね。
なんだかイケてる!
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